我が家の小学生の子供たちは、以前の記事にも書いたようにリビング学習をしています。
>>我が家の失敗ポイント 集中できないリビング学習について考える
上の子が5年生、下の子が4年生になりましたが一向に子供部屋で勉強する気配がありません。
子供たちが高学年になった今でもリビング学習の効果を実感しているので、その内容を詳しく書いていきます。
ちなみに、我が家の子供たちは、チャイムが鳴ったら私が何も言わずとも勝手に宿題をやり始めます。
我が子ながら、なかなか偉いなと感心しています。
勉強する習慣が付いたのは、親が子供の勉強を見守ることができるリビング学習の最大の効果です。
この記事では
- 子供たちがリビング学習することによって感じる効果
- 毎日学習の習慣がつくまでに私が意識してきたこと
- リビング学習の効果を最大限に発揮させるために親が気を付けること
をご紹介しています。
リビング学習の効果 1 親子のコミュニケーションが増える
入学したての頃は勉強の方法もわからず、宿題の意味さえ理解していないこともありました。
- 毎日帰宅したら、宿題の有無を確認する
- 出された宿題はきちんとやらなければいけない
ということを、リビング学習を通じて説明することから始めました。
入学当初は、新しいことをしているという満足感と優越感から、喜んで教科書を私に見せてくれました。
得意げに話してくれる子供にとことん付き合ってあげるべき。
リビング学習=お母さんがたくさん話を聞いてくれる
と思えば、少しは勉強が楽しいものになるはずですよね。
我が家は4人兄弟と子供の数が多いので、一人一人にじっくり向き合う時間がなかなか取れません。
- リビング学習の中でわからないところを教えてあげる時間
- 話が脱線して学校での面白エピソードを聞いたりする時間
リビング学習の効果 2 子供の勉強の理解度が把握できる
リビング学習の効果の中でもとくに大きいのがこれ。
自分の子供がちゃんと授業についていけているのかどうか不安な親は多いと思います。
勉強している子供につきっきりでいると、集中できず逆に子供のやる気をなくしてしまうことも。
夕飯を作りながらさりげなく、鉛筆を動かすスピードをチェックしています。
我が家の場合は、長男が2年生の時に勉強机を購入しました。
新しい机がうれしくて、しばらく子供部屋で勉強する長男。
ある日、カタカナのテストを持って帰ってきたらなんと0点・・・。
長男がカタカナを理解していないことに、私が気づいていなかったんですね。
それ以来、リビング学習に戻し、カタカナを猛勉強させたのは言うまでもありません。
今では算数一つの教科をとっても、姉弟それぞれの苦手な分野が大体わかっています。
苦手な問題をサラッと終わらせようとしたら、それとなくちゃんとできているかチェックするようにしています。
二人の子供たちを見ていて思うのは、勉強そのものがわからないというよりも、勉強の方法がわからないという場合が多いです。
例えば漢字の覚え方。
学校の宿題の漢字ドリルをそのままノートに写して・・・という方法ではなかなか覚えられません。
と教えたら、とっても漢字が得意になり、長女は毎年漢字検定にチャレンジするほど漢字が好きになりました。
勉強方法がわからなくて勉強が苦手になったり嫌いになったりするのはとても残念です。
そのためにも、子供がどこでつまずいているのかを把握することはとても大切なことだと思っています。
リビング学習の効果 3 子供自身が安心して勉強できる
低学年の頃は一人で子供部屋に行くのすら怖い、という子が結構多いと思います。
うちの子供たちもそうでした。
お母さんが目の前にいることももちろんですが、生活音が聞こえる、というのも安心材料の一つだと思います。
雨の日の室内や、喫茶店のような場所だと勉強がはかどる人も多いんじゃないでしょうか。
他には、自分だけ子供部屋にいると、ほかの兄弟が何をやっているのか気になることもあるようです。
そういう意味でも、ほかの家族と同じ空間で勉強するリビング学習は安心感があるのかもしれません。
リビング学習の効果 4 わからない問題を親に質問しやすい
先ほど書いた長男のカタカナの件がこれに当たりますよね。
たぶん、本人にもカタカナが苦手だという自覚はあったんだと思います。
- とにかく宿題を早く片付けてしまいたい
- まあ、ちょっとわからなくても、今日はいっか
- わかってないことを親にバレたくない
いろんな理由で、リビングにいる私のところへわざわざ来て質問するのを躊躇したのでしょう。
小学生の段階で勉強につまづいてしまうと、中学生になって挽回するのがとても大変になってしまいます。
そしてどんどん勉強がきらいになってしまいます。
私にとってリビング学習をする第一の目的は、勉強って楽しい!と思ってもらう事。
お母さんに質問する時間が楽しいと思ってくれれば万々歳です。
リビング学習の効果 5 子供の質問にすぐに答えることができる
リビング学習のいいところは、子供の勉強している様子を目の前で見られるところ。
- たぶん、この問題わかってないな
- この問題苦手だけど、ちゃんとできるかな
それとなく内容を確認しながら静かに見守っています。
大概、子供が勉強している時間、私は夕飯を作っています。
包丁を持ちながら、この問題で質問してきたらこう答えよう・・・と、前もって説明を頭の中で組み立てていたりします。
そんな時は一緒に教科書を読みなおしたり、タブレットで検索したりしています。
リビング学習の効果 6 適度な親のプレッシャーを感じることができる
リビング学習する子供の姿を静かに見守るとはいっても、フラフラ歩き回ったり、姉弟でおしゃべりばかりしているときは注意します。
あまりうるさいことは極力言わないようにしているつもりです。
それでも、やっぱり目の前に母親がいるといないとでは、「ちゃんとやらなきゃ」という気持ちの大きさも違うようです。
また、長男は普段から姿勢が悪く、どんどん机に頭が近づいてしまいます。
そんな時には「姿勢が悪いよ」と声をかけると慌ててシャキッと伸ばします。
リビング学習の効果 7 集中できる
自分の部屋の自分の机には誘惑要素がたくさんありすぎます。
マンガ、ゲーム、おもちゃ・・・
小5の長女も同じくで、読みかけの小説や明日着ていく服が気になる。
しまいにはすぐ隣の主寝室でテレビを見始めたりなんてことも。
リビングの誘惑には、私からのプレッシャーもあり、なんとかぎりぎり打ち勝つことができても、子供部屋となるとそうもいきません。
誘惑の多い子供部屋よりも、子供が集中できる環境を作ってあげるのはリビングのほうが簡単です。
実際に、その効果は大きいと感じています。
過去記事にも書いたように、ほんのちょっとしたことを変えるだけで、グンと集中できるようになります。
また、リビング学習で集中力が増すアイテムも色々あります。
それらを上手に使って、リビングで楽しく集中して勉強できるといいですね。
リビング学習の効果 8 妹や弟のお手本になる
何度もここで言うように、子供たちのリビング学習の時間は、親子のコミュニケーションの時間だと思い大切にしています。
普段は次男や次女を優先してしまうことが多くても、質問にはなるべくいったん手を止めて、きちんと向き合うようにしています。
5歳(幼稚園年長)の次男と3歳(幼稚園年少)の次女は、お姉ちゃん達がここで書いたり読んだりしていることは大切なことなんだと、理解している様子です。
また、時には「僕も(私も)一緒に勉強しよう」と幼児用のテキストやお絵かき帳を引っ張り出して一緒に机に向かうこともあります。
次男に関しては、来年小学生になるので、姉兄の姿がいいお手本となってくれていると感じます。
リビング学習の効果を最大限に発揮するために
リビング学習の目的は
- 勉強の習慣をつけること
- 勉強をする時間が楽しくなること
- 勉強をわからないままにしないこと
だと私は考えています。
特に、小学生の低学年に至っては勉強ができるできない以前の問題、ということです。
そこへ、子供が全然理解していないからとガミガミ怒ってしまったら逆効果。
また、忙しいからと邪険にするのもダメ。
リビング学習といっても、ただリビングで勉強させるだけでは何のためにもなりません。
なぜ、子供部屋ではなくリビングなのか。
それは子供が大好きなお母さんがリビングにいるから。
お母さんが褒めてくれたり、丁寧に教えてくれたり、目と目を合わせて自分の疑問に答えてくれるからです。
だからこそ、子供はリビングでの勉強が好きになるのです。
最大限の効果を得るためには、お母さんもそれなりに努力しなければ、ということですね。
(自分への戒めの意味も込めて。)
我が家の小学生たちはまだまだリビングでの勉強が気に入っているらしく、子供部屋で勉強する気配はありません。
いつまでこの貴重な親子の時間が取れるのかわかりませんが、私も楽しんで子供たちと勉強していくつもりです。