6人家族の洗濯物を、かろうじて1日1回の洗濯でどうにか持ちこたえさせています。
ホスクリーンは微妙に失敗してしまったし。
浴室乾燥機はケチってつけなかったし。
梅雨時なんて、本当に切実な洗濯事情の我が家。
今回は、職場にあった除湿衣類乾燥機コロナCDM1017を自宅に持ち帰り、衣類乾燥としての性能を徹底検証してみました。
- コロナCDM1017の性能はどのくらい?
- 衣類乾燥機の購入を検討している
- 洗濯物は室内干し派!
除湿衣類乾燥機コロナCDM1017の基本的なスペック紹介
出典:CORONA
コロナCDM1017のスペックを以下にまとめてみました。
除湿衣類乾燥機コロナCDM1017の使い心地概要
冷風としての機能より除湿衣類乾燥機としての機能に期待
冷風としての機能は、冷たい風が吹いてくるだけなのでエアコンのように部屋全体を涼しくするようなことはできません。
むしろ、窓を閉め切って使用すると部屋の温度が上昇してしまうので付属の排熱ダクトを部屋の外に出して使ってください。
エアコンをつけたいけどつけられない、という場所に設置するにはいいと思います。
基本的にはクーラーとしての機能よりも除湿乾燥機としてのメリットのほうが高いと感じています。
1日当たりの除湿量とは・・
1日当たり、除去できる水の量を表したもの。
数字が大きければ大きいほど、除湿能力が高いことになります。
※コロナCDM1017の1日当たりの除湿量は9L
運転音は神経質な人は気になるレベル
他の除湿乾燥機を使ったことがないので比較はできませんが、運転音は部屋の中にいると少し気になるくらいの音量です。
ちなみに40dbが静かな図書館、50bdだと静かな事務所くらいの音の大きさだそうです。
※コロナCDM1017は48db
私は音に過敏なほうなので、そうでない人ならあまり気にならないレベルかもしれません。
電気代は1時間あたり約6円
1kwhあたり27円で計算してみました。
そうすると、電気代は1時間当たり5.535円。
地域によって差はありますが6円ほどで使用できそうです。
コインランドリーの乾燥機を使うと1回で500円~800円ほど使うので、コロナCDM1017が乾かしてくれればかなり節約になりそう!
操作性は簡単
操作ボタンはこれがすべてです。
特に説明書などを読み込まなくても、直感的に使いこなせるボタンの配置になっています。
タンクの出し入れなども単純で簡単です。
(とか言いつつ、あとでやらかすので油断は禁物です。)
コードが短い
コードの長さは2mです。
ホスクリーンに掛けた洗濯物を動かすのは大変なので、コロナCDM1017を動かしながら効率よく乾燥させています。
となると、ホスクリーンの長さは2m以上あるので、コードが少し短いと感じました。
ただし、コンセントの位置が家庭によって違うので、人によっては感じ方が変わってくるかもしれません。
除湿衣類乾燥機コロナCDM1017の乾燥機能を検証してみた
コロナのHPによると、コロナCDM1017は部屋干し約100分なんて書いてあります。
我が家は6人分の洗濯ですからね。
正直、100分というのは少し難しいと思っています。
コロナCDM1017を使って部屋干し100分は2人分くらいの洗濯物
以下、コロナのHPより引用します。
除湿機の衣類乾燥性能は、一般社団法人 日本電機工業会自主基準(JEMA-HD090)に基づき以下の条件のもとで試験を行った値です。試験条件/●部屋の広さ6畳●室温20℃湿度70%●洗濯物2kg相当:Tシャツ3枚、Yシャツ2枚、パジャマ1組、下着7枚、靴下2足、タオル3枚●運転モード「衣類乾燥」運転60Hz地区。なお実使用時の衣類乾燥時間は使用環境・使用条件により異なります。
引用:コロナHP
つまり、100分で乾かすには以下の条件であることが必要だそうです。
- 室温20度
- 湿度70度
- 部屋の広さ6畳
- 洗濯物は2kgくらい
ちなみに洗濯物2kgの目安はこんな感じだそうです。
1日分の洗濯物だとすると、2人分か、小さい子供を含めた3人分くらいでしょうか?
とにかく6に分には程遠いということがわかりました。
では、6人分の洗濯物を乾かすのにどのくらいの時間が必要か検証してみます。
6人家族の皆様、参考にして下さい。
6人家族より少ない家族の皆様、こんな大量でも無事乾くのか・・・参考にしてください(笑
洗濯物を干す場所の状況について
まずは、我が家の洗濯物を干す場所について。
部屋の広さは約8畳
1本の物干しだけでは干しきれないので、物干しハンガー1つ分は寝室と隣接している洗面所のフックへかけています。
こちらの洗面所の広さが約4畳
洗面所に約1畳のシャワーブースもついています。
なので全部で13畳弱の室内です。
公式HPで書かれている部屋のスペックは6畳なので、だいぶ不利な状況です。
寝室と洗面所を行き来するドア以外はすべて閉めています。
右のドアが寝室へ行くドア。
正面のドアが洗面所へ行くドアです。
本日の室内温度と湿度
本日の室内の温度と湿度を事前にはかりました。
コロナが推奨する温度が20度、湿度が70%なので、こちらは少し我が家のほうが条件がいいようです。
さっそく洗濯物を干してみました。
ちょっとお見苦しいですけどお許しを。
ちなみに、我が家はバスタオル使わない派です。
毎日フェイスタオルをひとり1、2枚ずつ使っています。
今日は週末なので、子供たちの上履きも一緒においてみました。
ここに干しきれないものは隣の洗面所へ。
一番奥に写っているのが、干しきれなかった分です。
これがいつもの部屋干しの状況です。
検証中は、この扉を開けっ放しにしておきます。
(現状だと引き込んでて、この画像には扉自体写ってないです。)
洗濯物を干し終えたところで湿度をチェック。
何も干していないときから11%も上がりました。
66%に近づけば、洗濯物が乾いている、ということでしょうか。
とりあえず、1時間ごとに湿度チェックしてみます。
1時間で4%減少。
これって多いのか少ないのか。
洗濯物を触ってみると、全然乾いてる気がしません。
室内干しの嫌な臭いはまだしません。
あれ、さっきと全然変わってない・・・。
不安になって、説明書を探すも見つからず。
コロナのHPを読んでみると、なんだか、私、使い方間違ってる?!
出典:コロナHP
きちんと衣類乾燥スイッチは押したんですけどランドリールーバーなるものを上げていなかった!
この向きで使ってました。(窓側に洗濯物)
逆です逆。
スイッチがこちら側になるように使わないといけませんでした。
ランドリールーバーなるものはこの画像上部の格子のところ。
ここの上の蓋を開けると風が上向きになるみたいです。
すごい風ー!
って、遊んでる場合ではありませんでした。
この風を洗濯物のほうに向けてみます。
ランドリールーバーがまだ下がってますけど、ちゃんと上げて検証していきます。
右側の透明窓のところに水が溜まるようになっています。
1秒に1回くらいピトッ、ピトッと水が落ちる音がしています。
この段階でこの検証、ちょっと・・・いやだいぶ??
やらかした感ありますけど構わず続けますよー。
私のように、ランドリールーバーの存在を忘れていたというどなたかの参考になればいいと前向きにとらえてみます。
恐るべしランドリールーバー!!
部屋に入った瞬間、空気が違いました。
洗濯物を触ってみると、薄手のタオルなんかは若干乾きつつあるという感じ。
でもまだまだ全体的にはしっとり。
上履きはつるつる素材の物は乾いてます。
布でできてるほうはまだしっとり。
嫌な臭いはまだしません。
時間をロスしてしまったので、早く乾かないかソワソワしてしまいます。
あれ?1時間前と1%しか変わってない。
ちょっとがっかりです。
薄いタオルや化繊のパジャマは少し乾いてきてます。
ここへきて、ちょっと焦ってきました。
いつまで1時間ごとにチェックしに行けばいいんだ・・・。
ここで作戦変更。
洗面所の洗濯物はちょっと置いといて、潔く、洗面所との間の扉も閉めてしまうことにしました。
これで部屋の条件は8畳。
コロナ推奨の条件に少し近づきました。
お?66%を下回ったぞ。
ここへ行き一気にマイナス4%!!
この時点で完全に乾いたものはタオル3枚と長男のパジャマの上着1枚
そして上履き2足(つるつる素材)
でも全体的に乾きつつあるのを実感。
そこで、またまた作戦変更。
乾いたものをはずして、洗濯物の配置を変えたり向きを変えたりしてみます。
さらに、延長コードを持ってきて衣類乾燥機を洗濯物の真下へ置いてみました。
なぜか湿度が上がってる・・・
風向きを変えたのが原因かしら。
体感的には、ジメジメした感じはありません。
外干ししているときに洗濯物をしまうのが、いつもこのくらいの時間。
晴れていれば全部乾いている時間です。
湿度が高かったり、曇っていたり、極端に寒い時などは厚物がいまいち乾ききっていなかったりします。
こんなに時間が経過しても、嫌なにおいがしないのは、やっぱり衣類乾燥機のおかげでしょうか。
作戦変更が功を奏したのか、前回見に行った時から30分経過でだいぶ乾いてきた!
またまた乾いたものをおろして、配置換え。
順調に乾いてきてます!!
半分くらいの洗濯物が乾きましたよ!
ここで緊急事態発生、しばし外出
5,000文字も記事を書いといて、緊急事態。
ちょっと外出してきます。
こんなハプニングも我が家らしい・・・と、明るく受け止めます。
まだ乾きそうにないので、2時間だけタイマーを入れて外出してきます。
午後3時から2時間タイマーを入れて、2時間25分で帰宅。
結果は・・・
長女のニットワンピ1枚以外はすべて乾いていました!!
最後の最後、大事なところをすっ飛ばしてしまったけれど
(ひょっとして、ここ大事・・・?)
何時間かかろうが、部屋干しの匂いがないことは事実だし、洗濯物はカラリと乾いてる!!
(ニットワンピ以外・・・)
今日の衣類乾燥で出た水分は・・・
こんなにたくさん!!!
洗濯物を干した後の部屋も布団も全然湿気ていないのは、やっぱり衣類乾燥機のおかげですよね?!
除湿衣類乾燥機コロナCDM1017の乾燥機能を検証【まとめ】
まずは検証結果を表にまとめてみました。
10時からコロナCDM1017を稼働させて8時間30分でほぼ乾燥終了でした。
2kg以上の洗濯物をコロナCDM1017で乾かすには洗濯の仕方を変える必要がある
思ったよりも長く時間がかかったという印象です。
コロナの推奨しているものよりもだいぶ条件が悪いため、これは仕方がないと諦めました。
- 天気予報を見ながら洗濯する量を調整をする
- 少量ずつ短時間で乾燥させて、洗濯回数の回転数を上げる
コロナが推奨している2kg以上の洗濯をする場合は上記のような工夫が必要かもしれません。
けれど、所々で加えた小細工をもっと早い段階で行えば、もう少し早く乾かすことができそうです。
コロナCDM1017で効率よく短時間で乾かすためには工夫が必要
今回の検証からわかった、コロナCDM1017でより効率的に乾かすためのコツをまとめてみます。
乾かす部屋は狭いほうがベスト
- 我が家の場合だと、寝室はOKだけど洗面所まで開けておくとだいぶ効率が落ちてしまう
衣類乾燥機の送風を洗濯物の真下へ置くのがベスト
- 厚物を真中のほうに持ってきて、その真下に置くのが一番効率がよさそう。
- 送風を当てたほうが時間短縮できそう。
- 扇風機と併用だとなおいいかも。
(※後日談 扇風機と併用だとだいぶ早く乾かすことができました)
一度に乾かすのは物干し竿1本分くらいが限界
- 一度に全部洗濯せずに時間差で少量ずつ洗濯したほうが効率がよさそう。
乾いたものから外したり、頻繁に洗濯物の場所を入れ替えるのがベスト
- 可能ならば、ちょくちょく様子を見に行って乾いたものから速やかに外していくべし。
タイマーは6時間
- タイマーは1時間(機内乾燥)、2時間、6時間の3種類
- 今回の反省を踏まえて上手に干せば、たぶん、6時間で乾きそう
(※後日談 6時間のタイマーでちょうどいいくらいでした!)
ちなみに、このあと、放置された洗面所の洗濯物も乾燥してみました。
量が少なかったからか、こちらは2時間でカラリと乾きました!!
今回、私の失態と部屋の条件の変更などで正確な検証はできませんでした。
けれど、部屋干しをするとジメジメして臭くなっていた今までの状況を考えると、衣類乾燥機を使って文句なしの大正解です。
すべて乾くまでにそれなりに時間はかかったけれど、部屋の中が湿気てないのと、洗濯物が臭くなってないのが本当にうれしい!!
これからは微妙な天気の日や、仕事が忙しくて帰りが遅くなりそうなんて日にも、迷わず部屋干しできそうです。
この検証中、いろいろと迷走をしてみてどうやって使った場合が一番効率がいいかがわかったので、これからはもっと上手に使いこなせると思います!
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除湿衣類乾燥機で靴を乾かしてみました。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
濡れた靴を除湿衣類乾燥機コロナCDM1017で乾かしてみた