我が家の4兄弟は現在長女が小5、長男が小4、次男が年長、次女が年少です。
急の来客や、外出時など私は司令塔のごとく子供たちに片付けを呼び掛けます。
するとサクッと全員で片付けが完了します。
これは、試行錯誤しながら子供たちと一緒に片付けルールを決め、子供たちが守ってくれたからだと思っています。
子供が4人いると、もちろん思いっきり散らかります。
だけど、4人いれば片付けもあっという間に終わります。
前回の記事では
- 子供にどのようなルールを作れば片付けができるようになるのか
- 親が絶対に心得ておかなくてはいけないこと
を解説しました。
今回は、
- 片付けられない子供におすすめの収納アイテム
- どのような収納方法にすれば子供が片付けをしやすいのか
について書きます。
この記事を読んでほしい人
- 片付けする気はあるのに全然片付かない
- もうすでに散らかりすぎていて何から取り掛かればいいかわからない
- 子供が簡単に片付けできる方法が知りたい
片付けられない子供は、どうして片付けが苦手なのかを考える
片付け方がわからない
片付ける気はあるのに片付け方がわからない。
意外と多いです。
大人でも身に覚えがある人もいるかもしれません。
捨てたいゴミがあるけれど捨て方がわからない。
「片付けなさい」とひとこと言うのではなく、片付け方を具体的に指示してあげるといいです。
片付け方がわからないときの声掛け
- この箱に全部しまってね
- バラバラにしてあげると箱に全部入るよ
- 縦にすると全部並べられるよ
片付ける場所がわからない
きちんと箱の中に入れるところまでは出来たのに、どこへ片付けたらいいのかがわからない。
おもちゃ入れが分類されていて、どこに入れればいいのかわからない。
片付ける場所がわからないときの解決策
- おもちゃを置くスペースはなるべく1、2か所にまとめる
- 分類はなるべくしない
- 分類するなら子供に決めさせる
- おもちゃの置き場所を頻繁に変えない
めんどくさい
小学生くらいになると、これが一番多いかもしれません。
小さいころは、親があの手この手で煽ててあげると素直に片づけてくれたのに。
我が家の小学生2人も同じくです。
めんどくさがる時の解決策
- 手間のかからない収納方法にする
- 片付けを習慣化させる
片付けられない子供が、片付けやすくなる収納アイテム
最強の収納グッズは蓋のないボックス
色々と試してみましたが、何の変哲もないただのボックスが一番お片付けには向いています。
片付けができない子供にはNGな収納
- 扉がある棚
- 引き出し式の棚
- 蓋が付いているボックス
- カラーボックスに入っているボックス
これらは収納後の見た目は美しいですが、子供にとってはハードルが高いようです。
扉を開けたり閉めたり、蓋を取ったりかぶせたり。
なんてことない動作ですが、それが面倒のようです。
おもちゃを出すときは、おもちゃが欲しいからできても、片付ける時が問題です。
こんな行動があったら蓋なしボックスをお勧めします
- 蓋が散らばっている
(蓋の存在を忘れています) - 引き出しの中に無理やり押し込む
(引き出しを引くのが面倒です) - 扉が開けっ放し
(閉めるのが面倒です)
こんなことありませんか?
片付け習慣が付く前は、ただのボックスがいちばん優秀なアイテムです。
私が愛用しているものの中でとにかくおすすめなのがこの商品。
このボックスの優秀ポイントを順に説明します。
大きさのバリエーションが豊富
積み重ねができる
トミカやプラレールなどたくさん同じ種類のもがある場合は積み重ねできるボックスが便利。
蓋もあります。(別売り)
キャスターが付けられる
これ本当に便利です。(キャスター別売り)
片付けの時はボックスを移動させながらおもちゃを回収。
おもちゃを一つ一つボックスへ返しに行くと時間がかかって途中で飽きてしまう事も。
「おもちゃをお迎えに行こう!」とボックスを転がしながら回収させています。
あっという間に片付け完了で、自信もアップです。
カラーボックスに収納してもよし
ラベルを貼ってわかりやすい収納を目指す
幼稚園や保育園の収納をイメージするといいです。
だれでも簡単に片付けしやすい収納方法になっています。
写真やイラスト、シールなどを使って、ボックスの中に何が入っているのかが一目瞭然になっています。
また、ラべリングをしているとお友達が来たときにも大活躍してくれます。
いちいちどこに何をしまうか説明する必要がなくなります。
こんなラベルグッズもおすすめです。
>>1000円ポッキリ 5枚セットおもちゃ箱 【おもちゃラベル31-55】片付け シール 収納ラベル ウォールステッカー モノトーン Eyenavi
ボックスからおもちゃがあふれているならランドリーバッグがおすすめ
蓋の無いボックスって、とっても片付けしやすいです。
ついつい、あれもこれもとなんでも突っ込んじゃっておもちゃが溢れかえってしまうということも。
そんな時にはランドリーバッグがお勧めです。
>>ランドリーバスケット 折りたたみ [b2c ランドリーバッグ-レギュラー] スリム#SALE_LA
ランドリーバッグがおすすめな理由
- 軽いから子供でも持ち運びが簡単
- 大きいのでとにかく何でも入る
- 丈夫なので子供が扱っても安心
片付けられない子供が、片付けやすくなる収納方法
簡単で分かりやすい収納
これに勝るものはありません。
とにかく簡単に片付けできることを第一に考えましょう。
また、わかりやすいという事も重要なポイントです。
分類はなるべくしない
小さな子供は分類すること自体が難しいです。
未就学児くらいになると分類自体は説明すればできますが、それを守ることが苦になりがち。
とことん簡単で分かりやすい収納を目指すなら、分類はしないべき。
それでもどうしてもというならば、大まかな分類にとどめましょう。
おもちゃの分類の例
- アイテムごと
- 使う人ごと
- キャラクターごと
とにかく子供がパッと分類が判断できるような簡単な基準にしてください。
また、分類は定期的に見直すことも必要です。
分類の見直し時期
- 兄弟が増えた時
- おもちゃが増えた時
- 子供の年齢が変わった時
兄弟が増えた時は、小さい子でも簡単に分類できるようにさらに簡単にする必要があるかもしれません。
おもちゃが増えたと感じるときは、分類の見直しのついでに断捨離をすることをお勧めします。
子供の年齢が上がれば、分類の難易度をもう少し上げても大丈夫か確認してみましょう。
一時置きボックスを用意する
前回の記事では必ず合間合間に片付けをさせましょう、例外はありませんと書きました。
しかし、ここまで親がきちんと段取りしてあげても
- 片付け方がわからない
- 分類のどれに当てはまるかわからない
- めんどくさい
- 時間がない
- グズグズが始まってしまった
色々な理由で今すぐ片付けができない場合もあります。
そんな時には一時置きボックスを利用しましょう。
こちらもランドリーバッグがおすすめ。
とりあえず、ここに一旦おいてしまいましょう。
時間があるとき、心に余裕があるときに自分で片付けができればOKです。
リビングにおもちゃ置き場を設けない
リビングは家族共有のリラックススペースです。
我が家のように子供が多いと、特に強く感じます。
家族それぞれがリビングに私物を好きなように置きだすと、あっという間に散らかるという事。
ですから、個人の物はリビングに置きっぱなしにしないのが我が家のルールです。
リビングにおもちゃを持ってきて遊ぶのはもちろんOKです。
それでも、おもちゃにリビングで夜を明かさせません。
必ず、1日の終わりには元にあった場所に戻しておきます。
リビングに自分だけのスペースを用意する
リビングにおもちゃ置き場を設けないとはいっても、子供ってリビングで遊ぶのが大好きですよね。
また、いつも遊んでいるおもちゃが同じ、という子もいるかもしれません。
小学生くらいになると、自分だけのお気に入りの文房具もあります。
基本的には、おもちゃは子供部屋に置くことにしていますが、リビングにも自分専用スペースを設けています。
テレビボードの一部、棚一段分に個人の私物を入れっぱなしにしていいことになっています。
ここへ入らないような大きなものは子供部屋のおもちゃ箱か、勉強机の中に片付ける事になっています。
大事なものを出しっぱなしにしていて小さい子ににいたずらされた時は、出しっぱなしにしていたほうが悪いとなります。
テレビボードの中や、机の中にしまっていたのにいたずらされた場合は、いたずらしたほうが悪い、となります。
といっても、犯人はたいてい1歳の末っ子なので泣き寝入りが多いです。
末っ子に関しては、まだ子供部屋に自分だけの私物をしまう場所(勉強机など)がありません。
なので、リビングの専用スペースがちょっと広めです。
本棚の下が末っ子の専用スペースです。
リビングに置きっぱなしにしていいおもちゃは、このボックスに入る分だけです。
また、大好きなおままごと用のキッチンは、お皿を持って階段を上り下りするのが危険なのでリビングに置いています。
お気に入りの絵本や、私が子供たちに読んでほしい本はリビングに置いています。
以前は、本はすべて子供部屋に置いていました。
けれどやっぱり、リビングに置くほうがよく読んでくれます。
小さなスペースで収納テクニックを養う
リビングの自分専用スペースと、勉強机の引き出しの中は散らかっていても口出ししないようにしています。
きちんと扉や引き出しがしまっていればOKというルールです。
大抵あれもこれもとこのボックスに詰め込んで、扉が閉まらなくなると片付けをそれとなく促します。
その際は、基本的には自分でボックスの中の片付けをするわけですが、ここがポイントになります。
片付けられない子供が自分で片付けをするには、このくらいの大きさから始めるのがちょうどいいです。
- カラーボックスの中を全部片付ける
- 勉強机の中を全部片付ける
これらは片付けられない子供にとって、とても難しい作業です。
何からどう手を付けたらいいかわからず、無駄に時間がかかるだけです。
けれど小さなボックス一つを整理するくらいならできるはず。
ボックスの中の整理手順
- 一旦、物をすべて取り出しボックスを空にする。
- いるものと要らないものに分ける
- 要らないものを処分する
- いるものの中で、自分専用スペースに置くものと共有のおもちゃ箱に置くものを分ける
この手順を教えてあげれば、就学前の小さな子供でもちゃんと整理ができます。
自分の手で片付けて、使いやすくなったことを実感させてあげてください。
片付けに対する苦手意識が薄くなり、自信がつくはずです。
追記
この記事をはじめに書いた時から2年以上が経ちました。
当時1歳だった末っ子は3歳、幼稚園の年少さんになりました。
兄弟4人の友達がそれぞれ遊びに来ることが多い中、リビングの専用スペースの新たなメリットを感じています。
兄弟の友達が遊びに来たときに、誰にも触ってほしくない大切なものを隔離できるということです。
学年が上がるたびに、兄弟共有のおもちゃスペースのほかに、自分だけの専用スペースの必要性をとても感じます。
片付けられない子供のための収納方法 まとめ
我が家が実践している収納方法
- 蓋がないボックスを使って収納する
- ラべリングで誰が見てもわかる収納場所をめざす
- 分類はなるべくしない
- 分類するなら子供に決めてもらう
- 一時置きボックスを置く
- 自分だけの専用スペースを作る
物を買い与えたら、遊び方だけじゃなくて、片付け方や片付ける場所も一緒に教えることが大切ですね。