デザインを取るか、機能をとるかっていう記事を以前書きました。
クローゼットの折れ戸がどうしても嫌だ【デザイン VS 機能】
これって、収納にも言えると思うんですよね。
部屋のなかもクローゼットのなかもきれい。
調味料や、洗剤などシンプルな容器に入れ換えておしゃれなラベルを貼って。
インスタで見るようなシンプルな収納の『きれいな家』に憧れます。
だけどこれって片付けが苦手な人からしたらどうなんでしょう。
今日は、片付けが苦手な人にとって使いやすい収納方法について書いていきます。
家って、家族の一人が片付けが得意なだけじゃダメなんですよね。
片付けが苦手な人でも簡単に片付けができるようにならないと。
- 自分自身が片付けが苦手
- 家族の誰かが片付けが苦手
- 片付けしやすい収納の家を建てたい
古くても、狭くても、ものが多くても、きちんと掃除されていて整理整頓されている家が私の理想です。
片付けが苦手な人が目指す片付けの完成形とは?
散らかっていても、パパパッと元通りの部屋にすぐに戻ることができる。
要は、『部屋の完成形』といえる状態が定まっていることが大切です。
これをまず肝にしっかり銘じましょう。
毎日日替わりで片付ける場所が違う、という人はすぐに定位置を家族で相談して決めてください。
どこになにを置くのかが決まっていれば、急な来客に慌てたり、外出の前の片付けに時間がかかったりということもなくなります。
我が家の場合、主人の仕事が平日休みなので、週末は私と4人の子供たちとで遊びに行くことが多くあります。
私ひとりで5人分の準備をするとなると、時間がかかって遊ぶ時間が減ってしまいます。
放っておくと、私が準備している間にわちゃわちゃゴタゴタ始まってしまうから、私が司令塔になって子供たちが役割分担します。
本を片付けて!
外のゴミ箱にこれを持って行って!
おもちゃはおもちゃ箱に!
というように。
3階がリビングで玄関が1階なので、それぞれ用事を済ませながら玄関に集合です。
2年生と3年生の長男、長女は箇条書きに伝えてあげると、3つくらいのことをやってくれます。
そのおかげで、出かける前はあっという間に完成形のリビングに戻すことができます。
つまりは、子供たちがそれぞれどこになにが置いてあるのかを正しく理解していることが大切なことなのです。
片付けに苦手意識を持たせないように子育てで意識したこと
小さい時から、
『みんなが使ったものはみんなで片付ける』
と言い聞かせていたのは以前の記事でもご紹介しました。
収納場所を覚えるには使うことから始める
『みんなが使ったものはみんなで片付ける』というのと同時に、
『自分で使うものはなるべく自分で用意する』
というのも言い聞かせていました。
これは、お片付けをするよりも!「何かがしたい!」と思って必要としたときのほうが物の場所を覚えるからです。
例えば、幼稚園へ行くときの支度。
長女は年中さんから、長男は年少さんから着替えや持ち物の用意から水筒の準備まで自分でやっていました。
幼稚園へ行くのに必要なものをすべて同じ収納棚に入れて、ベルトコンベア式に効率よく物が取れるように収納します。
いかに楽に準備できるかを考え、環境を整えてあげることが大事です。
上ふたりは年子のため、幼稚園児2人の時が2年間あったので、それぞれの子がぶつからないような収納の動線に配慮しました。
毎日毎日のことは習慣なので、きちんと教えてあげるとすぐに覚えます。
子供は『ちょっと難しいけどちょっとできる』ことが大好き
それに『ちょっと難しいけどちょっとできる』ことが大好きです。
『今日はお箸セットを自分で用意してみよう!』
『今日はハンカチとティッシュも自分で用意してみよう!』
と少しずつ段階的にできることを増やしていくと、あっという間にすべて自分で準備できるようになってしまいました。
片付けが苦手なのは子供だけじゃない!旦那さんを片付け上手にする方法
それからもう一つ大事なこと。
主人にも物の場所を知ってもらって、きちんと同じ場所に片づけてもらうということ。
気持ちよく片付けをしてくれるような工夫が大事
探し物が本当に下手で、目の前にあるのに
「ない、ない!どこー??」
というような主人です。
育児にも家事にもすごく協力的なので、その気持ちを萎えさせないような工夫が必要です。
具体的には
- わかりやすい収納
- 物の場所をむやみに変えない
ということを心がけています。
みんなで使うものは一か所に集める
家族全員で共有して使うものはリビングに収納するのがベストです。
あちこち探す必要がなく単純明快です。
なので、全員が片付けをできるようにするにはリビング収納をじっくり計画することがとっても大切です。
我が家の場合は、文房具やこまごまとした家族共有に使うものはパントリーの中に収納しています。
こちらは我が家のリビングの収納の一部です。
個人の持ち物を中心に、パントリーの物より使用頻度が低いものを入れています。
- 誰にでもわかりやすい収納
- 誰でも出し入れしやすい収納
- 丸見えになりすぎない収納
このすべてをどうやったら叶えることができるかについて、ずいぶん悩んだ末こうなりました。
使う頻度や使う人によって収納する場所を決める
一番出し入れしやすい最下段のボックスは家族全員が使うもの。
下から2番目には私が使うもの。
3番目には私や主人が使うものと私が時々使うものが入っています。
使用頻度や使う人によって、ボックスの位置(高さ)を決めました。
犬のハウスの上の収納なので、奥行きがあるうえに高いところに位置しているので使い勝手は正直いまいちです。
けれどそんな棚板にぴったりの大きさのボックスをやっとの思いで発見して、この収納方法に今は落ち着いてます。
ファスナーもついているからほこりが入らず、中がごちゃついていても見えないところが気に入っています。
以前、枕棚の洋服収納について書いた記事で紹介したボックスです。
衣替えはお片付けのチャンス!いつ?気を付けることは?おすすめのアイテムは?
たくさん入るし、頑丈だから積み重ねても大丈夫。
蓋付きで中身も丸見えにならないし、本当におすすめです。
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片付けが苦手な人が片付けしやすくするための工夫
みんなが片付けやすくなるために、あえて一番下の段はファスナーを開けっ放しのままにしてます。
これは開け閉めが面倒でほかの場所にポイと置かれてしまうのを防ぐため。
この妥協が結構大切です。
片付け下手の人には片付くまでの工程を減らす
特に長女はなんでも物をグチャグチャっとしまう癖があります。
そこで長女専用のボックスを一つ設けて、箱の中がぐちゃぐちゃでもボックスに入れればセーフ、ということにしてます。
このような収納の場合は
- クローゼットの扉を開ける
- 収納ボックスを引き出す
- ファスナーを開ける
- 物を片付ける
- ファスナーを占める
- 収納ボックスを元の場所に戻す
- クローゼットの扉を閉める
と、行動しなくてはいけないことが割と多め。
長女のような性格だと、この行動のうち『省けるものは省く』という工夫が必要になります。
クローゼットの扉を開けて手を伸ばすだけ、です。
片付け下手の人のために意識する収納の基本
そのほか、リビングには家族共用の物として文房具や電化製品などいろいろとあります。
片付け上手になる基本の収納
- わかりやすさ
- 片付けやすさ
- 取り出しやすさ
これらを重視したため『おしゃれな収納』とは程遠いものになっています。
片付け下手な人が物を積み重ねないような環境づくり
片付け下手な人はとにかく積み重ねるのが好きです。
テーブルの上に書類や新聞を積み重ねたり、椅子の上に洋服を積み重ねたり。
とにかく何でも積み重ねたがります。
何か置いてあるとその上に置いてしまいたくなるので、ほかの家族も『ちょい置き』をしないよう気をつけましょう。