唐突なのですが、私、クローゼットの折れ戸が好きになれません。
とは言え折れ戸って、メリットが多いんです。
例えば
折れ戸のメリット
- 狭い場所でも省スペースで開け閉めできる
- ガバっと真ん中から開けることができて物がとりやすい
クローゼットの建具としては理にかなったものだし、開け閉めも楽。
もちろん機能的にも優秀な建具です。
だけど見た目のシンプルさに欠けるのであまり好きになれないのです。
前回の記事で、トイレをデザインで選ぶか機能で選ぶかというようなことを書きました。
【アラウーノ vs サティス】両方あるから使い心地を比較してみた
いやいや、トイレ本体にデザインもクソもないだろ!
機能がいいトイレが良いに決まってるじゃん
と、鼻で笑ってるお方もいらっしゃると思います。
だけどトイレに限らずとも家作りって、『デザイン VS 機能』の選択の連続だと思うんです。
今日は、間取りや仕様を決めるときにデザインをとるか、機能をとるか、というお話です。
クローゼットの折れ戸のデザインが嫌なワケ
居室のクローゼットなんかは折れ戸が多いのかなと思います。
扉が半分に折れるため、ベッドや他の家具などに干渉する心配が減りますし、開けた時に中が一目瞭然というところがポイントです。
デメリットとしては、戸を折りたたんだ時に両端のものが少し取り出しにくくなるところ。
とは言え、汎用性に富み洋服や大きなものを収納するにはとても使いやすい建具だと言えます。
それは十分わかっているんですけれど。
どうしても、折れ戸特有の縦のラインがガチャつく感じが好きになれないのです。
わかりやすい画像を見つけたので載せてみます。
折れ戸の参考画像
引き違い戸の参考画像
撮影角度が違いますが、同じような色、大きさ、素材のふたつの戸を比べてみました。
クローゼットに折れ戸を選ばなかったらこんなに使いづらくなった
私自身は、大概、デザイン重視です。
そりゃもう、自分でも呆れるほどに。
家の中のことのほとんどは私が取り仕切るので、少々の不便は『自分が我慢すればいいや』と思ってしまいます。
冒頭のトイレのことで言えば、アラウーノの『全自動お掃除トイレ』っていうキャッチコピーはすごく魅力的。
だけどデザインより機能をとるくらいなら、自分で一生懸命洗えばいいかってなるわけです。
間取りでいうと、例えばこれ。
洗濯機を1階の脱衣所のクローゼット内に置いたんです。
洗濯機の隣には家族のパジャマ類をしまえるようにと、幅は1間とってあります。
で、肝心なのが戸。
折り戸にすれば一番ベストだと思うんです。
ガバッと開いて空間を有効に使えると思うんです。
では開き戸はどうかというと、扉を開くときのストレスが大きいです。
何しろ脱衣所はそんなに広いスペースではないですから。
だけど、閉めた時のすっきり感を重視したかったんですよね。
敢えての、引き違い戸です。
で、これですよ。
戸が邪魔すぎる・・・。
パジャマを入れるのに使っているのは IKEA の ALGOT です。
ちなみにここがすごく安いので載せておきます。
奥行きもあってたくさん入るし、天板も使いやすくて気に入っているんですけどね。
この通り、肝心の奥行きが全然いかせていないという。
結構な枚数のパジャマを入れてるんですけど、手前の列しか出し入れできていない。
いっそのこと、壁面収納にしたほうがいいかなとも思ったんですけど。
そうすると今度はクローゼット自体の奥行きがいかされずもったいないし。
お金をかけて造作で扉を作ってもらえばもっと使いやすくなったのかもしれませんが、所詮は脱衣所です。
この不便さ、どうなの?と思ったりもします。
実際に家族の評判も悪いですし。
でもやっぱり引き違い戸を閉めた時のすっきり感はうれしいんですよね。
クローゼットの折れ戸は嫌だけど、デザインよりも機能を重視すべき?
悩ましいです。
ここの引き出しを使うのは、洗濯したものを入れる時とお風呂に入る時の2回だけ。
1日にたった、2回ですよ。
だったら、デザインを重視かなと。
一応、住んでいるうちに色々と使い方が変わるかもと考えて、クローゼット内の壁全体に補強を入れてもらっています。
ちなみに、とりあえず洗剤などを置く棚は入居後に取り付けてみました。
家づくりをしていると、このようにデザインか機能かっていう葛藤、結構あると思うんです。
また、予算的なことが絡んでくることもあります。
ということで、デザインか機能かを選ぶ基準を考えてみました。
一日のうちで何回くらい使うのか?
おもに誰が使うのか?
をまず考えます。
そのうえで、
その人が毎日それに耐えられるか?
ということを基準に考えるようにしてみようと思います。
今回の洗面所の件でいうと
1日のうち1、2回
家族全員が使う