1年に2回やってくる衣替え。
天気予報と睨めっこしながら今日やるか、来週やるかと落ち着かない日々を過ごしていませんか?
衣替えは自分の手持ちの洋服を確認できる日。
衣替えの日こそ、クローゼットのお片付けのチャンスです。
綺麗になったクローゼットと共に新しい季節を迎えましょう!
- 衣替えっていつやるの?
- 何か気を付けることはある?
- おすすめのアイテムは?
- 衣替えをしたくない人はどうしたらいい?
衣替えっていつやるのが正解?
暦の上の衣替えはもう古い?!
この頃は冬が短かったり、逆に夏が長かったり、いつ衣替えをすればいいのかわからなくなことが多いですね。
一応、暦の上では
- 6月1日
- 10月1日
が衣替えの日とされています。
年によって、地域によって、衣替えの時期は違うもの
いくら暦の上で衣替えの時期が決まっているとはいえ、地方によっても気温はバラバラ。
ましてや現在の衣替えの日付が決まったとされる明治時代からは、かなり大きく日本の気候は変わっていると思われます。
それに、ここ最近の気象状況はその年によってバラバラ。
そこで、衣替えの日付は大体の目安としつつ、気温の変化から衣替えの日程を決めることをおすすめします。
気温の変化を『服装の変化』としてわかりやすく表しているものに『服装指数』というものがあります。
出典:日本気象協会
朝晩や日中の予想温度からどんな服装が適しているかを提案してくれている、とっても親切な指数なのです。
日本気象協会の公式サイトからチェックでします。
気温によってどんな風に服装が分類されているかというとこんな感じ。
出典:日本気象協会
これを文字化してみました。
10~20
厚手のコートやダウンが必要
手袋やマフラーもあるといいかも
30~40
コートやジャケットが必要
セーターなど厚手のトップスがいいかも
50~60
トップスは長袖がおススメ
日によっては薄手の上着があったほうがいいかも
70~80
トップスは半袖がおススメ
日によっては朝晩冷えることがあるかも
90~100
半袖で過ごしていても暑いと感じるかも
一日中涼しく過ごせる服装がおススメ
数字によってどんな服装をしたらいいのか判断できるので、とても参考になります。
例えば私の住んでいる首都圏だと、1年間の服装指数の流れを見てみるとこんな感じになります。
5月の連休頃からだいぶ暖かくなり、6月が始まる頃には半袖の出番が本格的に増えてきます。
その年によっては9月でもまだまだ暑く、10月中頃になって涼しくなってきたりします。
この図にもあるように、服装指数が50~60が多くなってきたころに衣替えができるといいですよ。
先ほどの全国の服装指数の表をもう一度見てみましょう。
出典:日本気象協会
これは2020年5月8日の全国の服装指数を表しています。
これを見ると釧路はまだまだ寒そう。
服装指数70の沖縄から西日本あたりはそろそろ衣替えをしてもいいかな、と目安にすることができます。
また、各地のさらに詳しい服装指数も見ることができます。
出典:日本気象協会
こんな風に1日3回、10日分の服装指数を調べることができます。
今日から10日間すべて50~60になっていたら、カレンダーを見て衣替えをする日程を決めましょう。
この場合の大事なポイントとしては、50~60に当てはまる服装を季節の中間服(合い物)として、クローゼットに残しておくこと。
季節の中間服(合い物)
- 長袖シャツ
- 長袖カットソー
- 長袖Tシャツ
- 薄手のジャケット
こうすることによって、寒さや暑さが一時的に戻ってきてしまっても安心です。
理想的な衣替えとしては
- 50~60の洋服はいつの季節でもクローゼットの中
- 夏物と冬物だけを入れ替える
こうすることによって、急な寒さや暑さのぶりかえしに左右されることがなくなります。
衣替えは何月何日にすると決めなくても大丈夫。
それよりも、その年その年によって、住んでいる場所の気温(服装指数)を調べて決めるほうが失敗が少ないです。
衣替えをするときに気を付けたほうがいいことは?
衣替えをするときには、しまい込んだ洋服を次回着るときに気持ちよく使うことができるように、いくつか気を付けたほうがいい点があります。
天気のいい日を選びましょう
カビ対策のためにも、天気がよく湿度が低い日を選びましょう。
春夏服へチェンジする衣替えでは要注意。
なぜならゴールデンウィークを逃してのんびりしていると、あっという間に梅雨に入ってしまうからです。
圧縮袋や密閉度が高い収納ケースを使っている人は特に注意しましょう。
家族が揃っている日を選びましょう
衣替えは大事なお片付けチャンスの日です。
一つ一つ手持ちの洋服を確認しながら、必要ないものは処分してしまいましょう。
そのためにも家族が全員揃っている日がねらい目です。
汚れをしっかり落としましょう
約半年間、収納している間に汗染みが黄色く変色してしまうことがあります。
綺麗に見える冬物のコートなども一度クリーニングに出したり洗濯をしたほうが安心です。
宅配クリーニングでは、洗った後に次のシーズンまで預かってくれるサービスがあるところもあります。
冬物のコートやダウンジャケットなどは保管するにもかさばるので賢く利用しましょう。
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しっかりと乾かしてから収納しましょう
少しでも湿ったままで収納してしまうとカビの発生のリスクがグンと上がってしまいます。
湿った洋服だけでなく、周りの洋服にも被害が及んでしまうのでしっかりと乾かしてから収納しましょう。
そのためにもよく晴れた日に衣替えをしたほうが安心ですね。
防虫対策をしましょう
衣類ケースや圧縮袋にしまい込む場合はしっかり防虫対策をしておきましょう。
市販されている防虫剤の成分は大きく分けて4種類あります。
成分 | 併用 | 主な商品名 | |
ピレスロイド | 無臭系 | 〇 | ムシューダ |
パラジクロルベンゼン | 有臭系 | × | ネオパラエース |
ナフタリン | ネオパース | ||
樟脳 | くすの木しょうのう |
注意点としては2点です。
- 有臭系の防虫剤を併用しない
- 衣類の上に置く
有臭系の成分が違うものを併用すると有毒ガスが発生する恐れがあります。
また、防虫剤は空気よりも重いため収納ケースの底に置くのではなく、洋服の上に置きましょう。
扱いやすくおすすめなのは無臭系のピレスロイド系です。
洋服の素材によって収納方法を変えましょう
洋服の素材によっては畳み皺がついてしまうと取れなくなってしまうものがあります。
衣替えをするときには洋服の素材や繊維の種類に合った収納方法にしましょう。
革製品は畳んでしまうとシワが取れなくなってしまうので注意しましょう。
ポリエステルやレーヨンなどは一般的にシワになりにくいものですが、ワンピースやドレスなどその洋服の形によって収納方法を変えると安心です。
また、喪服や礼服はいつ必要になるかわからないので、なるべく手に取りやすいところに1年中置いておくことをおすすめします。
アイテムごとに収納ケースを分けましょう
気温によって衣替えをするというアイディアをご紹介しましたが、思わぬ時期に寒くなったり暑くなったりすることもあります。
洋服をゴチャゴチャにしまい込んでしまい、必要なものが取り出せなくなってしまわないよう収納方法を工夫しましょう。
- アイテムごとに収納する
- 合い物は取り出しやすくしておく
クローゼットや押し入れなど、使っている収納スペースに合わせて工夫してみましょう。
防寒具は洋服と分けて収納しましょう
急に寒くなってきたけれどコートを着るまででもない、なんて時期に活躍するマフラーや手袋などの防寒具。
とは言え、使う時期は割と短めなんですよね。
使いたいときにすぐに取り出せるよう、防寒具は分けて収納しておくと楽です。
衣替えで役立つおすすめアイテム
我が家で使っている衣替えにピッタリの衣類の収納ケースを紹介させてください。
丈夫なうえにシンプル、そして収納量も抜群なのでリビングの収納にも使っています。
我が家では衣替えで出たシーズンオフの洋服はクローゼットの枕棚に置いています。
生活感満載な画像をお許しくださいね。
右側の上のほうですね。
こちらにシーズンオフの洋服を入れています。
ちなみに正面の横長の衣類ケースは浴衣や着物を入れています。
こちらもとってもおススメなのでよかったら是非ご覧ください。
話を収納ケースに戻しましょう。
このケースには、洋服だけではなくてシーズンオフやお客さん用の寝具なども入れています。
仕切りがないので、洋服はもちろんバッグや帽子、シーツ類なんかもまとめて収納できてちゃいます。
私の冬物の洋服を入れてみました。
どのくらい入っていると思います?
中のものを出してみるとこんなに!
セーターやトレーナーなど、厚手のものでもこんなにたくさん入ります。
なにより、同じ大きさのボックスが整然と並べられているのは見た目にもすっきりですよね。
生地に張りがあって、底板もあるので積み上げて収納できるのもポイントです。
持ち手部分に、中に入れたものを記入したタグをつけたのでいちいち中を確認しなくても一目瞭然です。
肝心の上げ下げも、ボックス自体が大きすぎず、しっかりした持ち手もついているので楽にできます。
以前は圧縮袋を利用していたのですが、並べた時にきれいじゃないのと、時間がたつとどんどん形が崩れてくるのが嫌で卒業しました。
このくらいの大きさのケースに小分けにして収納するほうが、断然使い勝手もよくきれいな状態が持続できますよ。
我が家で使っているのはLサイズです。
リビングでもこの大きさのものを使っています。
リビングで使うのならSサイズやMサイズも使いやすそうです。
ちなみにMサイズはこちらからどうぞ。
衣替えなんてしたくない!という人はどうしたらいい?
最近ではウォークインクローゼットを広くとって、衣替えをしなくてもいいようにしている人もいるとか。
衣替えってとっても面倒くさいですよね。わかります。
そこで、衣替えをしなくてもいい方法を考えてみました。
天井までの収納ケースにする
天井までの引き出し収納です。
引き出しの中身を確認して取り出せるのは、せいぜい自分の胸のあたりでしょうか。
それより上の引き出しにシーズンオフの洋服を入れてしまうというのはどうでしょう?
衣替えの季節がやってきたら、引き出しごと入れ替えてしまえばOKです。
とにかく物を減らす
衣替えをしたくなければミニマムに暮らすというのも有効です。
タンスの中に入るだけの物しか持たない、それだけで衣替えのストレスから解放されます。
衣替えはお片付けのチャンスなので、次回の衣替えに思い切って断捨離をしてみたらいかがでしょうか?
ちなみに、私が衣替えの時に処分をする基準は以下の通りです。
- 毛玉やほつれがある
- しみがある
- 色が薄れてきている
- 2年間着ていない
- 首元、袖口がよれている
部屋着にすればいいかな、なんて取っておいても結局着ないので、見た目が気になるものは思い切って処分するようにしています。
これだけで結構、断捨離になりますよ。
前回の衣替えの時は、いつか娘が着るかもととっておいたウン十年前の洋服をやっと手放しました。
洋服はレンタルを利用する
今話題の洋服のサブスク。
20代から40代の女性にとっても利用者が多いとか。
1か月借り放題で9,980円の洋服レンタル【Rcawaii】
私も実はすごく気になってます。
手持ちの洋服をグッと減らして、レンタルするというのも賢い方法ですね。
1か月借り放題で9,980円ですから、月に2、3着洋服を購入する人なら断然借りたほうがお得になります。
コチラの記事の後半に洋服のレンタルについて詳しく書いているのでよかったらどうぞ。