我が家には3か所トイレがあります。
その中でも一番のお気に入りは3階のトイレ。
リビングが3階にあるため、お客さんが使うことを想定して作ったお気に入りのトイレです。
実はこの3階のトイレの窓は『FIX窓』
つまり、開かない窓なんです。
設計段階では不安もあったけれど、結果的には大満足!
今回は我が家のトイレの窓についてご紹介します。
この記事を読んでほしい人
- トイレの窓って本当に必要?と思っている人
- 他の家とは一味違うおしゃれなトイレにしたいと思っている人
- トイレに窓なんていらないと思っている人
- トイレにFIX窓?!興味ある!と思っている人
トイレの窓はFIXがいい!私の憧れのトイレとは?
FIX窓の憧れのトイレ
何年も前の話です。
とあるデパートのトイレへ行った時の事。
それがまた、とってもおしゃれなトイレでして。
便器の後ろの壁に、天井から床まで、5mmくらいの幅のスリット窓が2本入っているのです。
もちろん開閉もできないし、外の景色を楽しめるような窓ではありません。
けれどスリットから入る光が、とてもきれいで明るいトイレでした。
トイレの窓って換気の為だけにあるわけじゃないということに気づいた瞬間でした。
トイレに窓がない、という選択肢はなかった
建て直しする前の旧家では、北側にトイレと脱衣所と浴室が一列に並んでいました。
大きい駐車場に面していて、光を遮るものは何もありません。
そのため太陽の明かりは届きませんが、天候に左右されることなく日中は安定的に明るいスペースでした。
子供が昼寝している明るい時間にこっそり入る入浴タイムは、とても贅沢な時間に思えました。
唯一ゆっくりひとりになれるトイレでは、自然な陽の光と、お気に入りの照明が気持ちを明るくする手助けをしてくれました。
というわけで、新居でも絶対に明るいトイレが希望でした。
トイレにFIXの窓なんて!と家族には大不評
自分なりにもいろいろ調べてみたのですが5mm幅くらいの窓(と呼べるのか?)が見つからない。
絵をかいたりして何度も設計士さんに伝えたのですがなかなかうまく伝わらず。
というか、そうすることの恰好よさ、が伝わらず。
家族(主に主人と長女)には大反対されてしまいました。
夜にトイレの電気つけたら、幅の狭いスリット窓だからと言っても中が丸見えなんじゃない?
開閉できる窓を設置するべきだよ!
トイレの中が丸見えにならないFIX窓
それでも、やっぱり私はトイレにFIX窓をつけたい!
折衷案として、透明ガラスから曇りガラスのFIXに。
3階のトイレだけスリットのFIXだと外観のバランスが・・・
という設計士さんの意見に対してはこちらも大きく妥協。
- 幅の薄いスリット窓から大きく形状を変えたFIXに変更
- 1階2階の同じ場所に、同じ窓を設ける
ということで話がまとまったわけです。
このように、3階のトイレと同じFIX窓を1階、2階の同じ場所につけています。
トイレの窓がFIXだと不安な事
正直なところ、あんなに立派な商業施設とは違うわけで。
いくら換気扇がついているからと言って、トイレですもの。
匂いがこもらないか不安がありました。
一か八かですよ!
窓のないトイレなんて、いくらでもあるけれど。
(開閉できる)窓がつけられるのに、敢えてつけないというのがどうなのかな、という葛藤。
トイレの窓がFIXだと不安なこと
- 匂いがこもるんじゃないか
- やっぱり普通の窓にしておけばよかったと後悔しないか
- 夏場は暑いんじゃないか
トイレの窓をFIXにしても、デメリットを感じることは全くない
結果的には大正解!
明るくて開放的な希望通りのトイレになりました。
悩みに悩んだ、モザイクタイルもいいアクセントになったと思います。
匂いは24時間換気システムで解消
2003年の建築基準法改正によって義務付けでられた24時間システムの設置。
また、トイレ自体の消臭機能もとっても優秀。
その結果、心配していた匂いも、全然気にならないレベルです。
1階、2階は普通の開閉できる窓ですが、こちらも普段窓を開けることがほとんどありません。
ツイッターではこんなツイートも。
fixにして換気扇回す方が効率いいんだぜ
— ハナザー・サンチーノ (@hanasantino) July 11, 2017
なるほど。
窓を開けて換気するよりも、開けずに24時間換気システムの機能に任せたほうが効率がいいのですね。
窓を閉めても明けても夏は暑い
夏の暑さも心配の種でした。
特に3階のトイレですから。
ただでさえ暑いはず。
けれどこちらも心配無用。
何時間もトイレにこもるわけではないので我慢できるレベル。
窓が開けられる1階や2階のトイレも夏が暑いのは変わりません。
後悔なんて絶対しないほど気に入ってます
匂いの問題が解消されたら、不安はほぼクリアです。
見た目もおしゃれだし、とっても明るいし、不満は全くありません。
トイレの窓をFIXにして感じるメリット
おしゃれに見える
FIX窓って、なんだかとってもおしゃれ。
我が家のトイレもお客様にとても好評です。
ツイッターではこんな素敵なFIXも。
Mおしまいっぱなしだった結婚祝いの手作りステンドグラスを使ってトイレの窓をfixした pic.twitter.com/hg066mVW78
— ダブルトラブル (@ishimochan8000) January 27, 2019
お手入れが楽
網戸がないのでその分、お掃除がとっても楽です。
我が家のトイレは砂利道の月極駐車場に面しています。(北側)
建て直す前の旧家では北側の窓がどこも砂埃がひどくお手入れが大変だったのです。
3階のトイレに合わせて1階、2階とも北側はFIX窓にしたのでお手入れが楽で助かっています。
防犯面でも安心
私の周りでは、トイレの窓は防犯面が心配で基本的には閉めておくという人が結構います。
確かに、日当たりの関係上、トイレは家の裏側に設けている家が多いはず。
人目につかない窓を常に開けておくのは心配ですよね。
FIX窓は開けたり閉めたりする必要がないので安心です。
出かけた後に、「あれ?トイレの窓閉めたっけ?」なんてこともありません。
【結論】トイレの窓はFIXがおすすめ
家族や設計士さんに反対されたトイレのスリットFIX窓。
実際に6年間暮らしてみて、デメリットどころかメリットしか感じられません。
トイレの窓は開けられたほうがいいに決まってる?
いえいえ、全然そんなことありません。
家づくりは、固定観念にとらわれない自由な発想が成功のカギです。
これから家づくりをされる皆さんは、是非あなただけのオリジナルな家づくりを楽しんでくださいね。